こんにちは、建築士ライターのあさぎです。
WEBと建築の世界を行ったり来たりしています。
今回は、私が建築士ライターになったきっかけを紹介します!
SNSの運用って、なかなか難しいところもあると思いますが、私の場合、最初の出会いはとても幸運なものでした。
インテリア好き、SNSでつながる
ある勉強会に参加した時、偶然、歳が近くてインテリア好きのメンバー数人と、話す機会がありました。
みなさん、インテリアに造詣が深くて、立ち居振る舞いからもセンスの良さがわかるような女性たち。
連絡先を交換し、何度か勉強会を通じて交流しているうちに、価値観が似ていると感じる三人の方たちと、特に親しくなりました。
聞けば、住んでいるところも近い。会おうと思えば会える距離!
今思えば、奇跡的な出会いでした。
誰が言い出したのか、共通のロゴを作って、一緒に発信をしよう、ということになりました。
ちょうどSNSが流行りだした頃で、みんな新しいことを試してみたかったのでしょうね。
共通の活動といっても、休日の趣味のようなもので、好きなインテリアについて語ったり、おしゃれだと思う写真を載せたり。
時には育児や仕事の悩みも語る。
インテリア好きは共通するものの、メンバーはそれぞれ個性や経歴はバラバラで、得意なことも違っていました。
あれこれ一緒に発信しているうちに、だんだん興味を持ってくれる人がでてきて、いつか集まった時には、けっこうな人数になっていました。
人生の転機に新しい働き方を探して
子供が生まれてまだ小さい時に、実家の父が突然の病で倒れました。
実家には介護が必要な祖母もいて、母一人では大変なことに。
家の事情が色々と重なり、いつか戻ろうと考えていた仕事の世界から、だんだんと遠ざかっていくことに焦る日々。
さらに世間では、コロナが流行し、自分を取り巻く環境も大きく変わってしまいました。
当時SNSを続けていたメンバーとも、いつしか疎遠に。
やっと自分の生活が落ち着くようになった時、私は新しい働き方を考え始めました。
けれど、それが何かはわからないまま、時間が過ぎていきます。
そんな時、趣味の場で、あるライターの女性と知り合いました。
その方のブログを読ませていただくと、文章が抜群にうまいのです(ライターというより、本も出している作家さんのようでした)。
ぶらりと出かけた先のことや、普段の日常が、淡々とつづられているのですが、ところどころ大切な思い出が語られたり、こだわりがあったり。
数日おきにアップされる彼女の投稿が、楽しみになっていました。
ある日、「ライター」という文字が、ふいに私の脳内で建築と結びつきました。
建築とWEBとライターとの共通点
私は建築物が好きで、大学では建築に関することを学び、設備メーカーに就職した後、二級建築士の資格を取得しました。
その後、何度か転職を経験していますが、最初に勤めた設備メーカーを退職したあとは、どこへ行ってもWEBという言葉が出てきました。
ホームページの立ち上げでも、セミナーなどイベントを開催するにしても、SNSは重要です。
例えば、自社の施工事例を投稿していくことで、住宅設計やインテリアの魅力をアピールすることができますよね。
自然素材を取り入れたナチュラルでやさしい暮らし、あるいは都会的でスタイリッシュな高級住宅など、独自のブランディングがあれば、価値観が共通する人たちに見てもらえます。
統一感のある投稿を続けて、ファンになってもらうと、集客が見込めるのでは。
ふいに閃いた建築士ライターという言葉でしたが、これまでの経歴の中で、WEBに関わってきたことは、けっこう多かったように思います。
幸いにも、建築士ライターとしてお仕事をいただくようになり、再スタートを切ることになりました。
これが、わくわくしっぱなしなのです。
「このタイルをここに使うの、いいな」
「この照明、すごく雰囲気に合っていて素敵」
「この壁紙の品番は? あー、実物が見たい」
施工写真を眺めながら、一人ぶつぶつ。
その瞬間は、誰かと話せない代わりに、記事を読んでくれた人にぜひ届けたい。
自分の話をするのは苦手ですが、自分の好きなもの(建築、インテリア、食器など)は、えんえんと語れてしまうタイプでした。