こんにちは、ライターのあさぎです。
今回はアンビリカルのweb制作について、書いていきます。
実は、アンビリカルの記事の進め方って、入社したばかりのライターからみると、驚きの連続です。
コンサルティング事業部の営業担当さんとの打ち合わせは特徴的で、記事制作についての内容や表現方法の指示について驚かされます。
記事の進め方や書き方は、独自のリサーチから5年先を見据えた他社には見られない品質基準が設けられていると勝手ながらに感心しました。
誤解があったらいけないので、ここはちゃんとお伝えしておきますが、ただ変わり種のライティング施策を狙っているわけではないです。
ただ「めちゃくちゃ本質を突いた」指示が飛んできます。
例えばですが、キッチンリノベの方法なら、三つとか四つとか、事例を出しながら、順番に説明していくようなサイトが多いじゃないですか。
「〇〇とは」「〇〇の方法」みたいな説明から入って。
でもアンビリカルは違います。
普通、あれもこれもと情報を詰め込んでしまいがちですが、そうではないです。
一般的なやり方とは違うけれど、指示に沿った記事を書いていくと、自然と「刺さる記事」になっている。
うーん、物を売る本質とWebの本質を融合させたやり方に、記事制作経験の長いセオリーが体に染み付いたライターほど、不意をつかれたようで頭が混乱します。
そこで今回は、ライターあさぎがアンビリカルのライティングの秘密を、詳しく調査していきます!
Webについてヒアリングだけでは終わらないアプローチ
まずはアンビリカルの社内で、webコンサルティングに一番詳しい営業リーダーのところへ。
webやライティングの話だけでなく、現場で足場板を運んで足の甲を骨折してくるなど、リフォームにもとにかく詳しいです。
建築やリフォームが好きで、外出時には建物の壁や床を触りながら建材や内装をチェックしているという話も聞きます。
以前、記事制作の打ち合わせの時に、「名古屋タイルさんがどうだ」「取り合いになる出隅がこうで」「配管切り回しがあるから」など住宅仕様やインテリアの話、使われている部材の説明、どういったお客様が購入されるのかなど、小一時間説明を横で見た感想は、施工請負の話?工務店さんの代理?と思ったほどでした。
私も建築好きなので、つい好奇心で「この仕様はどうなっているのでしょう」「その世界観は素敵ですね」と聞き入り、あっという間に時間がたつほどお互いに熱が入りました。
好きなことほど時間を忘れて熱中しちゃいますね。
1記事の制作費用を考えると、工務店の住宅仕様についてライターにそこまで詳しく説明するって、一般的になかなか見かけないですよね。
クライアントさまへ訪問した際にも、いったい、どんな入り方でお客さまの要望に応えているのか気になったので、早速聞いてみました。
「web制作や記事制作のお問い合わせがあって、初回訪問する際、単にwebについてのヒアリングする訳じゃないんです。」
「まず、話を聞き続けるって、初めは良くても、聞かれている方は疲れるんですよね。職務質問みたいになる訳です。なので、できるだけ聞かずに汲み取れる方法を模索するんですよ。」
「では何をするか、駅を降りた瞬間から汲取り作業は始まっているんですよ。」
思わず「え?」という表情を浮かべてしまいましたが、話は続きます。
「例えば地域に特化したリフォームをされている工務店さんを訪問した時には、近隣の工事現場を必ず見て回ります。 」
「リフォーム現場に停まっている車の社名を確認することで、競合がどこから工事に来ているのか、どの規模の相手なのか、『弱者の視点』と『強者の視点』で頭を働かせる訳です。」
「実際の相手が分かれば、具体的に何をすれば良いかハッキリと分かりますよね?」
「実はここが本質で、思い込みで集客していたり、一方的な視点で発信していたり、きっと、だろうで進んでいるリフォーム集客って多いんですよ」
「聞いて知ると、見て感じて理解する、は大きく違うんです。」との話、さすがの熱意です。
そんなところまで見るんですね。
「現場のガラ袋を見ても、情報はつかめますよ。一人親方さんの場合、ガラ袋を見て多ければtoCなのかなとか、少なければ toBっぽいななどの視点で、いつでも情報をくみ取れるアンテナを張っています。」
予想もしないところから話が始まりました。
戸惑う私に、営業担当は「経験しているからこそ見える視点があります」と言い切ります。
まさか工務店さんを訪問する際、現場でそこまで確認しているとは思いませんでした。
そして、まだリフォームの話も記事作成の話もでてきません。
業界を知るからこそ、多くをくみ取ることができる
アンビリカルのweb制作者は、リフォームや建築現場での経験があります。
現場の話になって、私自身、思い出したことがありました。
私も以前、住宅関係の仕事をしていたことがあります。
設備関連の仕事をしていた新人の頃、工務店さんからの問い合わせの意味がわからず、うろたえてばかりいましたが、建築現場へ何度か行くうちに、だんだんと理解できるようになりました。
知っているのと知らないのでは、電話のやり取りすら変わってきます。
それまでは完成した建物、出来上がった内装にばかり目がいっていましたが、実際に家が建つには、様々な工程や多くの人の関わりがありました。
メーカーでキッチンを担当していた私でしたが、綺麗なショールームでの仕事はほんの一部で、ほとんどが裏方ともいえる作業と、人とのやり取りの連続でした。
ひとつひとつ工程を理解していくうちに、業界のことも理解が深まり、表からだけではわからなかった事情も見えてくるようになりました。
アンビリカルのweb制作も、うわべだけではないものを作りたいとの思いから、きっと現場感覚を大事にしているんだな……。
アンビリカルがなぜ結果を残せるのか、少しわかったような気がしました。
リフォーム集客をする内容をまちがわず、最適なご提案ができる
それでもまだ、アンビリカルのライティングがなぜ刺さる記事になるのか、謎は解けていません。
「住宅仕様やリノベについて詳しいので、建築好きだとは感じていましたが、訪問時に現場周辺のトラックまで確認していたなんて。そこからどうやってweb制作につながるんですか?」
「まずアンビリカルは、価格競争に巻き込まれない集客を実現したいと思っています。」
「なので、まずは自分で見て体感すること。骨を折るまでは大丈夫ですけどね。」
「次に、お客さまを知ることです。聞くことが知ることだと思っている方も多いですが、お客さまの話を聞いて、まず自分の中に一旦入れて、そこから出てきた疑問を擦り合わせていくことが大事だと思っています。」
「お客さまの本当の姿を知るからこそ、負けない強さを発見できる=価格では勝負しなくても問い合わせを増やせるという仕組みです。」
「すごく工務店さんの側に立った考え方ですね! ついありきたりなテーマで記事を書いてしまいそうになりますが、何を書くのがいいのかわかった気がします!」
そういえば、これまで記事作成したクライアントさんは、住宅仕様や購買層がそれぞれ違っていました。
当初はライティングの指示の意味もあまりわからなかったけれど、今はわかります。
ご依頼いただく工務店さんの強みがどこにあるかで、作成する記事が全然違ってくると実感しました。
事前の打ち合わせを十分すると、そのあと自分も的を絞ったリサーチで納得した記事になるし、仕上がった記事を読み返すと、自然と刺さる記事になっていて自分の自信にも繋がっていると感じました。
ライティングの依頼は、上位記事を参考にキーワードを入れて、納期が5日くらいでアップとか、そんな仕事も多いのに、アンビリカルは一か月も記事制作に時間を確保しています。
ライター自身が納得できる記事を作成するには、きちんと内容を考え、構成を相談し、納得のいくものにしてからアップする必要があります。
アンビリカルが結果を残せるのは、単純に仕事を回転させているわけじゃなくて、営業もライターもデザインも、成功させるために準備をしっかりしてから取り掛かるから。
それが秘訣なのかもしれない。
他のライティングとは全然違うのは、コミットしたい目的の違いからくるものだとわかってきました。