こんにちは。フリーランスで活動を続けているママライターです。
フリーランスとして働く私は、1つの仕事に対して〇円といった形で、設定された報酬をいただいています。
最初のころは、受ける仕事に対し時給換算をして、「この仕事は〇円だから、時給〇円を下回らないように何時間程度で仕上げよう!」というように、時間を意識して仕事をしていました。
しかし、アンビリカルで仕事をしていくなかで、だんだんと仕事への意識が変化していきました。
今は、「この仕事は将来の自分に役立つか」という長期的な視点で仕事を選んでいます。スキルアップに繋がりそうであれば報酬が低くても受けるし、反対に、将来の自分にプラスにならなそうであればお断りするようにしています。
今回は、私の仕事への意識が変わったきっかけについて執筆しました。最後まで読んでいただけたら幸いです。
ホームページ運用は新人教育と同じ!手間暇をかけてこそ育つ
今や自社ホームページを持っている会社がほとんどです。
会社のホームページは、その会社を知るための重要な役割を果たしています。上手に運用すれば、会社の魅力をアピールする効果的なツールとなるでしょう。
ホームページを充実させるのは、「一本も契約を取ってこれない新人営業」から「放っておいても仕事をバシバシ取ってこれるやり手営業マン」に育てあげるのと同じ。
しかし、新人を育てるには、どうしてもコストがかかります。
新人が会社に利益をもたらせるようになるには、3年程度の時間が必要だと聞きます。3年経つまでは、個々の働きだけを見ると赤字だそうです。また、せっかく育て上げても、一人前になった途端に辞められてしまうというリスクもあります。
そのため、新人教育はコストばかりかかると敬遠されがちです。
しかし、新人教育を未来の会社への「投資」と捉えれば、会社にとって有益な時間となります。
ホームページも、充実させるためにはコストがかかります。そして、運用するには、とてつもない手間がかかります。
Web集客で利用の多いリスティング広告も、直帰率を下げるためには、無駄に広告が表示されないようキーワードの除外選定が重要です。
広告運用をはじめると1か月で3000-5000程度のキーワードがクリックされます。そのひとつ一つを選定する必要があるため、直帰率を下げるには手間と時間がかかります。
そのため、この作業をオプションにし、追加費用を請求するコンサルティング会社が多いそうです。
ホームページをやり手営業マンに育て上げるには、新人教育と同様、手間暇がかかるものなのです。
新人教育は「コスト」でなく「投資」と考える
アンビリカルの代表と打ち合わせをした際、webについて何も知らない私に、webの初歩の初歩といえる知識から、本格的な知識まで細かく説明してくれました。
丁寧に説明してくれたのは、長期的な目で見た場合に、私の今後の仕事に役立つと感じてくれているためです。
代表は、「ウィンウィンだから良いのだ」と言っていましたが、私という人間にかける時間をコストと考えた場合、コストがかかりすぎな気がしないでもありません。
新人教育は、「目の前の業務をこなすための最低限の知識を与え、そこからやってみさせ、失敗した場合や使えなかったら切る。そこで生き残った人間に対して、またその後の業務に必要な教育を施す。」という方法が、最小限のコストで、新人から経験者に育て上げられるように感じます。
しかし、新人教育を「投資」と考える場合、「この人」の将来の成長を考えます。
たとえ今、目の前の業務ができなくても、その人の強みを分析し、後々に役立つ知識や考え方を授け、将来的にその人がどの業務なら役立てるか、会社のために大きな働きをしてもらうにはどうすれば良いかを考える。
新人教育は、ただ手をかけるだけでなく、その人の持つ個性や特徴を分析し、会社の中で適切に戦える場を考えることでもあります。
youtubeで、キャバクラの黒服体験として入った新人のドキュメンタリーを見ました。
新人は初めての夜の世界の迫力におされ固まってしまい、業務の途中で、泣きながら休憩室で休憩していました。と、そこへ店の代表が入ってきて、「もう一度頑張ろう、失敗しても良いから楽しんで何かを得て帰って欲しい」と言い、店に戻り、新人を優しいお客さんのいるテーブルにわざと入らせ、場慣れさせ自信をつけさせたうえで業務を頼んでいました。
新人は、無事、最後まで業務を遂行したのち、「いつか絶対恩返しをしたい!」と、笑顔で帰っていきました。
この新人が、将来使える人間になるかどうかは未知数です。
今後使えるかどうか分からない人間に対して、時間と手間をかけすぎているようにも思えます。
しかし、この新人は店の代表に恩を感じています。そして、自分を成長させてくれた店に愛着を持ったでしょう。新人教育には、一朝一夕の利益を追い求めてはいけないのだと感じました。
仕事にかけた時間に対し短期的な結果を期待すると、かける時間を最小限にしようとしてしまいがちです。
しかし、長期的な目で見れば、そのかけた時間が会社の成長に役立つ場面はたくさんあります。また、一見時間がかかりすぎてコストパフォーマンスが低く見える仕事こそ、リターンが大きい場合も多いです。
特に育成に関しては、「損して得とれ」の視点が重要だと感じます。