建築士ライターのいしどうです。
憧れの建築士はかっこいいが始まり
こんにちは、建築士ライターのいしどうです。
現在はWebライターとして活動していますが、実は二級建築士の資格も持っているんです。
「建築士がかっこいい!」
その思いで突き進んでいたのですが、人生の困難に局面して紆余曲折がありながら、現在建築士ライターを仕事にしています。
ライターに携わる今でも街をあれこれと見てしまうほど建築が好きです。
そんな建築好きのライターが、これまでの経験を通して、出会いと想いをカタチにする喜びをお伝えしていきます。
私が建築士になろうと思った1番は「かっこいい」ことでした。
普段から広告などで間取り図があれば、ずっと眺めていて私も描いてみたい!などと思い巡らすこともしばしば。
そして中学3年のころ、高校に進学するとき工業高校の建築科を叔父に勧められました。
叔父は神父をしているのですが、教会を建設するプロジェクトにも携わったりしています。
そんな叔父から勧められ、普段から図面に興味を持っていた私は建築科に進路を決めました。
ここから憧れの建築士になる第1歩を踏み出します。
建築を学んでいくにつれ、楽しく夢中になっていたのを思いだします。
私は資格をとって建築士になり、素敵な家やビルを設計したいという思いがますます強くなりました。
そして高校を卒業した私は、設計事務所に就職し働きながら念願の二級建築士の資格を取りました。
毎日図面の作成や現場の行き来、時には遅くまで仕事です。
しかし苦になることはあまりなく、楽しんで取り組めていました。
私が過去に携わった仕事の中で、特に感動した現場をご紹介します。
東京にある恵比寿ガーデンプレイスの再開発事業に参加したことです。
何度も現場に足を運び、図面を作成したり、確認作業に追われたり、時には現場の管理者に叱られながらと、忙しくもやりがいのある日々を過ごしていました。
大きいプロジェクトだったので私の担当は1部で、最後の竣工まで携われませんでした。
後からチームのみんなと完成した建物を見に行く機会があり、あの場所は私が手掛けたんだなと、何とも言えない感動があり、喜びが込み上げて来たことを思いだします。
建築士の魅力はやはり、自分の描いた図面から建物ができあがることだと感じています。
私の夢は世界で何百年もの間、残り続ける建築物をひとつ設計することでした。
しかし、その夢はまだ叶っていませんが、諦めてはいません。
いつかどこかで繋がっていくことを願いつつ、今はライターの仕事で、私にしか書けないただ唯一の記事を書いていこうと進んでいます。
人生の困難を乗り越えたこその出会い
夢を叶えたいと建築の仕事に突き進んでいた中で、私は病にかかってしまいました。
そして建築の仕事をいったん休職し離れることを決意。
しかし病は残念ながら長く続き、建築の仕事を今まで通り続けることが困難になりました。
体調が少し良くなり仕事を再開も、建築の会社に中々採用されにくくなりました。
私は建築の仕事ができないのなら、なんでもいいと諦めの気持ちで様々な仕事を転々としてしまいます。
しかし、建築への想いは消えずCADオペレーターなど少しでも建築に携わる仕事を探しました。
でも、そのCADオペレーターでさえ、大きな物件の仕事があれば体力の消耗が激しくまた続けられなくなりました。
そんな諦めムードの私に、ネットでWeb制作というホームページを作る仕事を知りました。
普段から何気なく見ているホームページ。
デザインをする上では、少し設計と似ているかなと思い、面白そうだしやってみようかと取り組み始めました。
独学で学習をし、クラウドソーシングから仕事を得て働いていました。
しかしなんとなく、この仕事にしっくり来ていません。
ある日、SNSで交流のある方から勧められ、1冊の本と出会います。
その本は「ブログで5億円稼いだ方法」という、なんとも欲深い本ですが、私はブログを書いているので、書き方を参考にしようと購入しました。
そこには、稼ぐ方法を指南する方法より、誰かの為に伝えることの大切さが書いてありました。
読者のベネフィットを叶えること。
これは建てたい人の想いを叶えること、設計に似ているなと気づきました。
それでライターの働き方と文章を書く仕事に魅力を感じ、やっていこうと決めました。
紆余曲折して、1冊の本からWebライターに出会い、建築の仕事と同じぐらい大切な仕事になりました。
こんな様々な経験をしたからこそ書けることがあると感じています。
建築とWebライターとの出会いが未来へ繋がる
困難を乗り越え新しい道へ進んだ私ですが、建築とWebライターとの共通点を見い出して仕事をしています。
建築とWebライターは全然関係ないような気がしますが、私には同じ要素があると感じています。
それは、想いをカタチにすることです。
建築の仕事は想いを図面として描きあげてカタチになり、人々に届けられていきます。
Webライターの仕事は想いがカタチとなり文章になって書きあがり、人々の気持ちに届けられていきます。
だから私はWebライターの仕事にも惹かれるのだと考えました。
かっこよくて憧れた建築士。
叔父に勧められ建築の道に進んだ。
人生の困難を乗り越え得た経験。
本の出会いから自分の未来が見えた。
この出会いの経験や想いは私にしか伝えられないし、新しく紡ぎだす未来の言葉たちを届けていきたいです。
そして建築の経験、Webライターの経験が合うことによって記事に息を吹き込み、心に染みる生きたものになると感じます。
私はこれからも、そんな未来を届けられる記事を書いていきたいです。