自分の好きな家のイメージや、その理由を考えてみる
こんにちは、建築士ライターのあさぎです。
「家」は本当に多様です。
リフォームやリノベーションを考える際には、自分に合った家をどうやって見つけるか、どのような想いを持って計画をすすめるかが大事になってきます。
私は家が好きなのですが、家が好きってどういうことだろう、家の何が好きなのかな？と、改めてその好みや理由を考えてみました。
すぐに思い浮かぶのは、昔よく遊びに行った親戚の家です。
自然環境の豊かな場所にある、田舎の広い家。
家の人がきちんと手入れをしている庭があり、開け放した開口部から気持ちのいい風が通り抜けます。
賑やかに過ごすことが好きな伯父さんだったので、いつ行っても快く迎え入れてくれました。
長い休みの時には、ちょっと凝った造りの和風の離れに布団を敷いて、みんなで泊まりました。
木目の天井、格子、書院のある床の間などが印象的な、伝統的な和風の家で、夏には縁側でスイカを食べたり、冬には雪見障子の向こうを眺めながら、鍋をごちそうになるような昔ながらの住まいの楽しさがありました。
楽しかった思い出がいい印象に結びついているのか、木の家、開放的な空間、自然素材を用いた住宅は、今でも私の好みです。
記事制作プラン：スタートアップ
文字ボリューム：～3,000文字
制作料金：36,000円
ライフスタイルを発信していた友人から学んだこと
しかし私は最初、自宅にはスタイリッシュでモダンなデザインや、ホワイト系の家具を選んでいました。
卒業後、ビル街にショールームがある住宅設備メーカーに勤めた私は、トレンドを追いかけながら発売される、最新モデルのシステムキッチンを担当していました。
当時、システムキッチンやシステムバスのデザインも多様化し、低価格帯でも艶のある素材感や、きれいな色など選択も増えてきていました。
スタイリッシュなインテリアへの憧れから、白いソファーや白いラグ、明るい色を差し色にしたり、シルバーやクリアな要素をいれたりと、いろいろ試しました。
その後、自分の好みやライフスタイルを考え直してみて、木の家具や落ちついた色合いの家具が好みだとわかり、今では、当時の家具はほとんど手放しています。
自分自身の部屋のインテリアを考え直し始めた頃、影響を受けた友人がいます。
ファッションも住まいも、とにかくセンスがいいKさんは、インテリア仲間の中でもお手本のような存在でした。
仕事であり趣味でもあるインテリアについて、Kさんは上手に写真やブログを投稿し、控えめながら自分の暮らし方を発信していました。
忙しい日々の中でも、休日には野菜の下ごしらえやおかずの作り置きをし、平日に盛り付けるだけの夜ごはんも、素敵なプレートや北欧の家具に囲まれたダイニングで、おしゃれに見えます。
調理道具や器にもこだわる彼女のキッチンは、自分も家族も過ごしやすく整えられていました。
またゲストのおもてなしをしやすい動線も、よく考えられていました。そんなKさんらしいキッチンは、雑誌の特集に取り上げられたほど。
Kさんからは、自分らしいライフスタイルをきちんと持つかっこよさを教えてもらいました。
何人かのインテリア好きの友人をみていると、自分に合った暮らしや住まいだと気がつきました。
ミニマルな暮らしを実践していた友人は、少数精鋭のお気に入りの家具ですっきり暮らしていました。
アート好きの友人宅では、印象的な照明、手作りのアート作品が目に入ります。
つい、センスの良い友人がうらやましくなりますが、誰かと比べる必要はないですよね。
それまでは「こんな家だから、こう暮らす」と思っていた私でしたが、だんだんと「自分はこんな暮らしをしたい。こんな家に暮らしたい」と考えることが大事だと気がつきました。
リフォーム事例は、これから憧れの住まいを実現する人の参考になる
一方、子供が生まれたり、引っ越したり、家族や自身が病気をしてしまったり、環境の変化でこれまでの生活のペースが崩れ、ライフスタイルが迷子になってしまう人にもたくさん出会いました。
そんな時に参考になるのがweb発信されている情報です。
工務店さんのリフォーム事例には、自分たちのこだわりの家づくりをされた経験が詰まっています。
子供と一緒に過ごす家づくり、趣味の物をたくさん飾れる収納家具、アウトドア好きの人が趣味を楽しめるようにした間取りなど、実際のヒントがいっぱい。
発信しないともったいないですよね。
ライフスタイルを反映して、自分の理想や憧れが実現したインテリアやリノベーションの事例は、とても参考になります。
憧れの住まいを具体的に考える時には、それを叶えてくれそうな工務店さんを選びたいと思うのは当然ですよね。
私は現在、子育て世帯として、育児のしやすい環境を優先にしていますが、子供が巣立ったあとは、セカンドライフのリノベーションをしてみたいと思っています。
マンションの一室をリノベーションして、光の降り注ぐ明るいインナーテラスをつくり、お気に入りの椅子を置く。
午後は植物で囲まれた明るい室内で、ゆっくり過ごしたいなど、未来の暮らしを考えると、わくわくしますね。
アンティークな食器棚に、こつこつと集めた食器がしまってあって、今日はどのカップにしようかと悩みながら取り出し、紅茶をいれる。
時々友人が遊びに来て、お土産でもらったクッキーをお皿にのせて、明るいインナーテラスのテーブルに運んでいく。
もうすぐ寒くなるから外に出している多肉植物のいくつかを部屋にいれなきゃ、などと考える暮らし。
暮らしの変化や、自分に合った暮らしをしようと考えているなら、理想的なリノベーションの実例をチェックするに違いありません。
アンビリカルでは、工務店さまの強みにあわせたライティング記事を作成します
私は建築士ライターとして、HPを訪れた人が、自身のライフスタイルに合ったリノベーションを具体的にイメージできるような記事を目指しています。
例えば、都会的なマンションリフォームの記事では、ホテルライクなインテリアや、家事はテキパキと機能的に、部屋では疲れをいやして、心からくつろげるようなラグジュアリーな暮らしを想定しながら書いていきます。
アンティークがよく似合う自然素材を用いた住宅の記事を作成した時は、自分の好きな要素がたくさんそろっていたので、自分がその家に住んでいるつもりになって、読者に素敵だなと思ってもらえるような暮らしを想定した記事を制作しました。
アンビリカルでは、過去の事例や工務店さまの得意とするリフォーム内容から、工務店さまの強みを分析し、それに合わせた記事の作成を得意としています。
「こんな家に住みたい」「私の想いや希望を聞いてくれそうだ」「実現してくれそうな工務店さんにお願いしたい」と思ってくれるお客様に届くライティング記事を作成しています。
